おひさしぶりです。超忙しいです。
おかげで最近すっかり、遊ぶ機会が少なくなっているのですが
これはちゃんと遊んだので、紹介します!

「艦これRPG」です! なんと、「艦これ」をTRPGで遊べちゃう!
原作付きのTRPGってちょっと……、とか思われていることもあります。
でも、このゲームは「艦これ」でありながら、「艦これ」ではない
とても絶妙なバランスのゲームに仕上がっていると思います。
以下、遊んでみた感想など、書いていこうと思っております。
詳しい話は、ぶっちゃけ公式へ行くのが一番です!
https://ssl.fujimi-trpg-online.jp/kancolle_rpg
一応簡単な説明をしますが、「艦これRPG」は、
プレイヤーは艦娘を操って、ゲームマスター(=提督)の命に従い
世界の敵・深海棲艦を倒しに行く、という流れのゲームです。
■艦娘を操ることは、ちっとも不安じゃない!
まず、「プレイヤーが艦娘」ということを聞いた時点で、多くの人が
「女の子のロールプレイって難しそう」
「比叡はそんなこと言わない! とか言われそう」
とか思うかと思います。でも、「艦これRPG」には以下の様な大原則があります。
「プレイヤーの操る艦娘はその時点でプレイヤーのもの。いわば二次創作的扱い」
これにはシステム的な根拠もあって、艦娘はセッションを通じながら
特徴付けられていきます。具体的には、「特技」を増やしていくことが出来ます。
これによって、新たな性格付けがされるので、たとえば戦艦・長門がアイドルでも
重巡洋艦・羽黒が腹黒でも、艦隊のアイドル・那珂ちゃんが茨城弁でも、
それがそのときの彼女たちの個性です。誰にも邪魔することはできません。
逆に、ゲームでは見せない艦娘たちの新たな面を演出することが楽しくなります。
これによって、原作をよく知らない人が適当に艦娘の行動を演出しても
まあいいかってなります。すばらしいことです。
■戦闘ってどんなの? おもしろい?
索敵→航空戦→攻撃→追加攻撃→雷撃戦→夜戦→戦闘終了→判定
と、見事なまでの原作再現がされておりまして、
正直、原作を知らない人は、なんて煩雑なんだと思うかも?
サプリメントではたぶんこれに、先制雷撃のルールも入ってきそうですね。
まあ、おもしろいから問題ないんですけど。
やり方さえわかってしまえば、とてもやり込み甲斐のあるルールですし
なにより、ゲーム的に「戦艦選べばいいんでしょ?」みたいなのもなく
いろんな艦種に得意分野があるので、戦闘でもほぼ平等に戦えます。
(もちろん、まともに戦えば戦艦がいちばん強いんですけど)
■戦闘以外はなにするゲームなの?
1セッションのおおまかな流れとしては
物語の導入→鎮守府(日常)パート→戦闘パート→エンディング
という感じになります。鎮守府パートでは、いろんなランダム表を使って
艦娘たちの日常を描いていきます。
特徴的なのは、各プレイヤーが「キーワード」の書かれた紙を
ゲームマスターに渡して、シーンごとにランダムに開いていくことです。
各シーンプレイヤーは、開かれたキーワードとランダム表に基づいて
シーンを演出していきます。例えばキーワードに「アイドル」って書かれていたら
なんかアイドルが出てくるシーンになるし、「豆乳」って書かれていたら
みんなで豆乳を飲むシーンになるかもしれません。フリーワードなので
かなりグダグダになることうけあいなのですが、それがおもしろいのです。
なにせ「艦これ」は、世界観が「現代っぽい世界」「艦娘という存在がある」
「世界を海で覆うことが目的の深海棲艦と戦う」以外に設定がありません。
つまり、プレイヤーは艦娘のパーソナルだけでなく世界観まで自由にできます。
なにが起こるかわからないカオスっぷりが、たまらなくおもしろいです。
■総評
ぶっちゃけ言うと、カッチリした雰囲気でシミュレーション的に遊びたいとか
すごく厳密な史実にこだわりを持っている方には、合わないゲームだと思います。
ですが、なんでも許される空気が心地よいという人には、とてもいいゲームだと思います。
そしてなにより、ルールブックの記述がとても丁寧で、初心者がわかりやすいです。
ここからTRPGを知ってもらおうということを考えていることがわかります。
「艦これ」好きな人なら、ぜひ一度は遊んでほしいと思いますね。
来週くらいに出るサプリメント「建造ノ書」では、操れる艦娘が増えるそうです。
誰が収録されているのか楽しみです。今後も、ちゃんと遊んでいきます!